耳鼻と臨床
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原著
当科における Bell 麻痺の治療成績
- 抗ウイルス剤の違いについて -
久保 和彦迫 真矢子柴田 修明大橋 充小宗 静男
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2011 年 57 巻 2 号 p. 70-75

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抄録
Bell 麻痺の治療は、日本では Stennert 法をアレンジして多くの施設で行われている。抗ウイルス剤を併用する場合、Acyclovir (ACV) とValaciclovir (VACV) のどちらが有用なのかを比較した報告はほとんどないため、今回われわれはどちらを併用する方が有用かを検討した。対象は、千鳥橋病院耳鼻咽喉科に入院した Bell 麻痺 65 例 (ACV 44 例、VACV 21 例)。VACV 併用群の方が ACV 併用群よりも最低麻痺スコアが低かったにもかかわらず、治療成績、治癒までの時間には差がなかった。ACV は、点滴であれば注射にまつわる患者のリスクが伴うし、内服だと 1 日 5 回投与であるが、VACV は 1 日 3 回内服で済むことや、医療コストなどから考慮して VACV 群の方が簡便で有用であると考えられた。
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© 2011 耳鼻と臨床会
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