九州大学大学院医学研究院臨床医学部門外科学講座耳鼻咽喉科学分野
九州大学病院形成外科
2021 年 67 巻 1 号 p. 31-36
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
プロヴォックス®は喉頭摘出後の代用音声として用いられるが、抜去が必要となる場合がある。今回われわれはプロヴォックス®抜去後の気管食道瘻孔の閉鎖に難渋したので報告する。症例は 78 歳、男性で、プロヴォックス®を抜去した後、単純縫縮で閉鎖に至らず、大胸筋皮弁の筋体を食道と気管の間に充填することで瘻孔を閉鎖した。抜去後の瘻孔閉鎖には、気管食道間を分離する手技や皮弁を用いた手術が必要となる可能性があり、安易な抜去は避けるべきと考えられた。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら