耳鼻と臨床
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症例報告
立効散が有効であった特発性ファーストバイト症候群の 1 例
佐藤 明日香石原 久司假谷 彰文秋定 直樹藤 さやか赤木 成子竹内 彩子
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2021 年 67 巻 6 号 p. 402-406

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抄録

ファーストバイト症候群(first bite syndrome:以下、FBS)は、食事開始時に耳下腺部痛を生じ数回の咀嚼により徐々に軽快することを特徴とする。手術既往や腫瘍性疾患がない FBS は特発性 FBS と分類される。特発性 FBS に対する治療法として少数ではあるが立効散の内服が報告されており、本症例でも立効散が奏功した。特発性 FBS の治療法は未確立であり、有害事象の少ない立効散は食事療法と並んでまず考慮すべき治療法であると考える。

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© 2021 耳鼻と臨床会
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