2025 年 71 巻 2 号 p. 60-65
方向別の文字起こし機能を持つデバイス(VUEVO、ピクシーダストテクノロジーズ社)の情報保障機器としての有用性を検証した。VUEVO は方向別に音声を文字起こしでき、音声が重なっても方向が重なっていなければそれぞれ文字起こしできるという特長があった。研究会や講演では、発表者、司会者、質問者それぞれの方向で文字起こしされ、従来の一つのスクリーンにすべての音声が文字起こしされる方法と比較して誰の発言か分かりやすい情報保障となった。特に、ステージ上の大きなスクリーンが使える時は、発言者の近くに文字が表示されるように配置することができた。このため、方向別に文字起こしする技術は今後の情報保障をより発展させる上で有用と考えられた。