硫酸ジベカシン (DKB) の副鼻腔炎に対する臨床的検討

荻野 仁; 白石 孝之; 松永 亨; 玉置 弘光; 仙波 治; 伊藤 眞人; 佐藤 信次; 後藤 和彦

doi:10.11334/jibi1954.36.6_1242

荻野仁, 白石孝之, 松永亨, 玉置弘光, 仙波治, 伊藤眞人, 佐藤信次, 後藤和彦

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キーワード: 硫酸ジベカシン, DKB, 副鼻腔炎

ジャーナルフリー

1990 年 36 巻 6 号 p. 1242-1255

DOI https://doi.org/10.11334/jibi1954.36.6_1242

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抄録

慢性副鼻腔炎に対するDKBの臨床検討を行い, 以下の成績を得た.
1. 主治医判定による改善率は60.9%であつた.
2. 統一基準による改善率は56.5%であつた.
3. X線所見の改善率は62.5%であつた.
4. 分離菌の陰性化率は50.0%であつた.
5. 副作用は全例に認められなかつた.
以上より, DKBは化膿性中耳炎と同様に副鼻腔炎においても有用性の高い薬剤であると考えた.

責任著者(Corresponding author)

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