20年間滞留した鼻前庭異物症の1例

名和 照晃; 稲村 達哉; 岸本 麻子; 松本 あゆみ; 井野 素子; 井野 千代徳; 山下 敏夫

doi:10.11334/jibi1954.42.2_117

20年間滞留した鼻前庭異物症の1例

名和照晃, 稲村達哉, 岸本麻子, 松本あゆみ, 井野素子, 井野千代徳, 山下敏夫

著者情報

キーワード: 鼻前庭異物, 長期滞留異物, 無機性異物

ジャーナルフリー

1996 年 42 巻 2 号 p. 117-120

DOI https://doi.org/10.11334/jibi1954.42.2_117

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抄録

鼻前庭に20年間滞留したグラインダーの破片の異物症例を経験した. 患者は当初鼻痴として治療を受けていたが, 自潰後黒く硬い物を指摘され当科を受診した. 局麻下に摘出したところ, 20年前に事故が原因で異物となつたグラインダーの破片と判明した. 成人鼻内異物についてその種類, 存在部位, 滞留期間などについて文献的考察を加えた.

責任著者(Corresponding author)

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