耳鼻と臨床
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深頸部膿瘍の臨床的検討
小野 剛治千々和 秀記橋本 清中島 格
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2004 年 50 巻 3 号 p. 221-225

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抄録
1986年から2002年の17年間に久留米大学病院で入院加療を行った深頸部膿瘍93例について検討を行った。膿瘍の部位を顎下間隙、副咽頭間隙、咽後間隙に分け、縦隔炎の合併、治療法について検討した。顎下間隙膿瘍では保存的加療も考慮に入れるが、副咽頭間隙膿瘍、咽後間隙膿瘍では縦隔炎を来し死亡する可能性があり、迅速な外科的排膿が必要である。
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