耳鼻と臨床
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閉塞性無呼吸症候群症例に対する口蓋垂軟口蓋切除の適応判定検査について
浜野 巨志小野 あゆみ南 豊彦多田 直樹中川 のぶ子井野 千代徳山下 敏夫
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2005 年 51 巻 3 号 p. 199-203

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抄録
閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対してLAUPなどの手術治療が行われている。その効果は個々において一定せず、期待どおりの改善が認められない症例もある。そこで、手術治療に先立ち手術後の効果を明瞭に予測する方法が必要になる。われわれは、試行錯誤の末に容易でかつ合理的な方法を開発した。その検査法とは口蓋垂を吊り上げ軟口蓋に縫合固定し、この状態でアプノモニターを施行し検査前後のAHIを調べるものである。今回27例に施行し12例が改善し、これらの症例に口蓋垂軟口蓋切除術を施行した。結果全例に予測どおりあるいは予測以上の改善が得られた。
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