耳鼻と臨床
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気管形成術を行った成人気管狭窄症例の検討
田口 亜紀本吉 和美西窪 加緒里兵頭 政光
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キーワード: 気管狭窄, 気管形成術
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2008 年 54 巻 5 号 p. 265-270

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抄録

成人気管狭窄症例5例に対し、段階的に気管形成手術を行った。治療はtrough methodによる狭窄部瘢痕切除後、遊離粘膜を移植し、ステントを留置した。内腔が上皮化し、再狭窄がないことを確認した後、気管溝閉鎖および気切孔閉鎖を段階的に行った。5例中4例は気切孔を閉鎖することができた。気管狭窄症の治療に際しては、肉芽形成の予防と局所感染のコントロールが重要であると考えられた。

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