燃料協会誌
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森林經營と木炭
島田 春夫
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1932 年 11 巻 6 号 p. 711-717

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抄録
我國の木炭は往古より國民生活と密接の關係を保ち獨特の發達を爲し來れり今日文化の發達と共に石炭、石油、瓦斯等の燃料は急速に伸展し居れるが我國に於ては太炭も家庭用及工業用として燃料界の重要なる位置を占めて居る、木炭の前途を考察するに近時太炭の用途に一新生面を齎らしつゝあるものは自動車其他の動力として木炭瓦斯の實用化並に工業方面に於ける用途は盆々擴張せられつゝあり更に之れが供給關係については我國は地の利を占め合理的森林經營を爲すに於ては今日以上の生産額を永久に供給持綾し得べく重要生産物の一つなり終りに日常消費せらるゝ家庭木炭使用の注意を述べんとす
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