主催: 社団法人 日本エネルギー学会 バイオマス部会
会議名: 第3回バイオマス科学会議
開催地: キャンパスプラザ京都
開催日: 2008/01/15 - 2008/01/16
既往の研究を整理することによりセルロースの加水分解・糖化は、高濃度・高温・急速昇温により高効率化が可能となる示唆が得られた。そこで高温高圧水中におけるセロビオースの分解反応に対し、昇温速度を含めた反応温度依存性およびセロビオース処理濃度依存性について温度200〜250℃、圧力1.6〜4.0 MPa、仕込みセロビオース濃度1.7〜20.5 wt%の範囲で検討を行なった。その結果、グルコースの過分解を抑えつつ、セロビオースの加水分解反応を十分進行させるためには、ある程度高い原料濃度かつ比較的低温下での処理を行うことが有効である可能性が示唆された。