日本エネルギー学会機関誌えねるみくす
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特集記事:省エネ大賞に見る省エネ技術の最新動向
新型プリウスPHVのシステム開発
市川 真士村田 崇木野村 茂樹鈴木 岐宣三好 達也
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2018 年 97 巻 3 号 p. 232-238

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抄録

新型のプリウスPHVに搭載されている新開発プラグインハイブリッドシステムは,旧型のプリウスPHVと比べ,よりいっそうの高効率・低損失化と小型・軽量化を目指して開発を推進し,次世代環境車の柱となるにふさわしい省エネ性能を実現した。EV性能は,EV距離とEV出力ともに旧型より大幅アップを実現し,実使用でのEVカバー率の向上が可能となった。さらに,駆動用バッテリの充電は,ACおよびDC充電に加え,世界初のソーラー充電システムを採用した。駐車中のソーラー充電で,日当たり最大EV距離6.1 km分の充電が可能であり,よりCO2フリーなEV走行が可能となった。

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