サーキットテクノロジ
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密着センサを応用した小径ホールの検査方法
竹尾 晴久
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1988 年 3 巻 6 号 p. 354-358

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抄録
プリント配線板の高密度実装化に伴い, プリント配線板のパターンは微細化の一途をたどっている。それに伴い, 両面の導通穴も0.4φmm以下 (0.2~0.4mm) の小径穴あけ加工になりつつある。
そのため, 穴あけ加工時のドリル欠損, 切り粉残りによる穴落ち, 穴ズマリ不良が従来の部品穴に比較し, 急増している。しかし損失を確保する上では, このような不良を改善することと同時に, 検出する必要があるが, このようなプリント配線板にあけられた小径穴は, もはや人間による目視では検査不可能な状況である。
今回開発の自動穴ミス検査機は, 従来の縮小方式 (CCD使用) では, 検査に限界があった小径穴を, 密着型イメージセンサを応用し, 自動検査対応を可能にした。
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© 一般社団法人エレクトロニクス実装学会
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