造園雑誌
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外観の比較からみた砂礫材料の精製法について
小林 章
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1990 年 54 巻 5 号 p. 137-142

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抄録

砂礫材料の精製法の原則を明らかにすることを目的として, 精製法のタイプが異なる代表的な3品目, 桜川砂, 那智砂利および白川砂の, 各品目の原材料や精製したもの (市場品) など各3種類を試料にし, 外観について一対比較法により嗜好を検査した。その比較の結果に, 砂礫材料の粒度および物体色を対応させたところ, 良いとされる精製法の原則は次のようなものとみなされた。
粒度に関しては単粒度にすること。
色彩に関しては, 白系統は明度がより高い, 有彩色は彩度がより高い, 黒系統は明度がより低い色彩の原材料, すなわち色彩の特徴を際立たせるような原材料を採取または選別すること。

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