造園雑誌
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次元的景観概念を導入した森林の取扱いに関する一考察
田中 伸彦
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1990 年 54 巻 5 号 p. 179-184

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抄録

今後の森林の景観施業において「見せる施業」の方向づけは重要なテーマである。本論は次元的景観概念を提唱し、景観現象成立の必要十分条件を満たす4生成因子 (次元・景観主体・景観客体・景観媒体) を規定し、その中の次元因子に関する階層構造性を明らかにした。また人間に関する景観の次元数について考察した。
さらに従来の森林の景観施業は景観の次元的階層構造性を考慮していないことを指摘し、それらに替わる「見せる施業」の多様な展開の可能性を明らかにした。

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© 社団法人 日本造園学会
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