ランドスケープ研究
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GIS, CAD, 植物成長モデルを応用した景観シミュレーション手法に関する研究
斎藤 馨熊谷 洋一本條 毅趙 東範吉岡 太郎筒井 一貴
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1994 年 58 巻 5 号 p. 197-200

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抄録

東京大学キャンパス樹木調査GISデータを用いて, 建築物を含む樹木景観の現況把握・予測に必要な情報処理手法について検討した。GISデ-タから樹木・建築物の3次元データ生成・可視化するシステムを整備し景観シミュレーション画像を試作した。その結果,(1) 既往樹木調査GISデータに植物成長モデルを適用して樹木景観を効率的かつリアルな予測,(2) 市販GIS建築物デ-タをベースにして設計CADシステムで景観予測に有効な建築物データの効率的な作成 (3) GISとCADとが相互にデ-タ共有して都市内樹木景観の現況・将来像の予測ができることを示し, 今後の都市内における景観情報処理システムのプロトタイプを明らかにした。

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© 社団法人 日本造園学会
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