ランドスケープ研究
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ヨシ稈を用いた水域緑化に資する新手法の一提案
内田 泰三田崎 冬記丸山 純孝
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2000 年 64 巻 5 号 p. 507-512

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抄録

近年, ヨシを用いた水域緑化が世界的に注目されている。しかし, これに費やされる労九時間, コスト等の負担は大きく, 今後に求められる課題は多い。そこで本論では.上記負担を解消すべく新たな手法を開発・提唱した。同手法は, 緑化資材として利用頻度の高いヤシ繊維マットに刈取ったヨシ稈を挿入するのみで, ヨシが繁茂する水辺環境を創出するものであった。また, 同手法は現在多用される手法 (ヨシ苗をヤシ繊維マットに植栽するもの) と比較しても緑化性, 施工コスト.労力等の面で良好な成果を上げた。一方で, 同手法には基部直径の細いヨシ稈や乾燥したヨシ稈が適さないことも明らかになった。

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