ランドスケープ研究
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市街地状況の違いと公園利用行動からみた公園に対する評価特性に関する基礎的研究
田中 美穂包清 博之杉本 正美
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2000 年 64 巻 5 号 p. 655-658

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抄録
街区公園などの人々に身近な公園に対する評価には, 公園そのものの質以外にも, 周辺市街地の状況に応じて存在するオープンスペースなどの環境要素や公園を利用する人々の行動が関係していると考えられる。そこで本研究では, 周辺市街地の状況の違いと公園利用行動からみた公園に対する評価との関係を捉えることを目的とした。具体的には, 市街地状況の異なる3地区をスタディエリアとし, 公園に対する評価や利用行動に関するアンケート調査を行った。その結果, 多様な周辺環境要素が存在すること, 周辺環境要素が人々から「お気に入りの場所」として認識されること, 立ち寄り行動などにより公園と関係づけられることの重要性を考察した。
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© 社団法人 日本造園学会
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