抄録
地域での緑化活動への参加意識を醸成するための一般市民を対象とした講座において, 受講によって高まった緑化活動への参加意識を修了後も維持し, 実際に緑化活動への参加を誘導していくためには, 講座修了後も引き続き, 地域での活動に役立つようなサポート対策が不可欠であると考えられる。このため, 兵庫県における花と緑のまちづくり指導者養成講座の修了生に対して種々のサポート対策を行った上で, 修了半年後にアンケートを行い, どのような対策が地域での活動や活動参加意識を維持する上で役だったか, 今後どのような対策を望むか等を把握した。この結果具体的な活動の場の設定や継続的な情報発信が有効であることなどが把握された。