抄録
1984年から1989年にかけて出版された「Bergey's Manual of Systematic Bacteriology」は細菌分類学における膨大な知見を包括的にまとめたものであり,細菌分類学の分野で最も権威を認められている著書の一つである.近年,分子生物学的な細菌学の進歩により16S rDNAの塩基配列が決定され,この情報を基に大幅に分類体系が変化している.現在,「Bergey's Manual of Systematic Bacteriology第2版」が出版されつつあるが,本稿では主な嫌気性グラム陽性菌について,近年細菌分類がどのように変化したかをまとめてみた.