腸内細菌学雑誌
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総  説
Bifidobacterium longum由来オリゴヌクレオチドの免疫活性化作用に関する研究
高橋 典俊
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2009 年 23 巻 1 号 p. 31-36

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抄録

近年,プロバイオティクスによるアレルギー疾患予防や治療効果が報告されている.ヒト腸管より単離され,発酵乳製品など広範に利用されているBifidobacterium longum BB536を用いたヒト臨床試験でも,花粉症症状の緩和効果や血中マーカーの改善が報告されたが,その作用機序は不明な点が多く,腸管免疫との関わりを明らかにする為にも,基礎的知見としてプロバイオティクスの抗アレルギー作用に関与する菌体成分を解明して行く必要がある.本研究では,近年自然免疫学で注目されている微生物のゲノムDNA成分に着目し,BB536の同成分の免疫調節作用を検討することを目的としている.

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© 2009 (公財)日本ビフィズス菌センター
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