日本経営工学会論文誌
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切削加工の無人化のための基礎研究 : 無人化への移行基準と生産量・生産コストの評価モデル式
下田 祐紀夫櫻井 文仁早部 哲夫
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1999 年 50 巻 4 号 p. 263-273

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抄録

切削加工の無人化を阻止している要因の一つが, 加工中に突発的に発生する工具欠損である.工具が欠損すると, 切削不能になるため, 復旧作業を行うために作業者がついていなければならないからである.本研究は, 夜間の切削加工を対象とし, 「加工中に工具が寿命になった場合は, 機械を停止させ, 朝まで停止したままとする」の前提のもとに切削加工を無人化した場合に, どのような問題が発生するかを明らかにした上で, 「切削加工の無人化への移行基準」を提案している.工具欠損の発生頻度が少ない場合は無人化した方が経済的となる分岐点が存在することを示し, 分岐点を求めるための生産量モデルと生産コストモデルを与えている.

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© 1999 公益社団法人 日本経営工学会
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