日本経営工学会論文誌
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短時間の単純繰り返し作業における作業姿勢の組み合わせの効果
長谷川 徹也筒江 修神代 雅晴
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2000 年 51 巻 2 号 p. 86-92

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抄録
単純繰り返し作業の例として九九算を短時間行わせた.作業中に座位姿勢と立位姿勢が同じ割合になるように組み合わせて作業させた結果, 単調感の緩和ならびに作業成績の向上に効果があった.作業姿勢を変更する時点は, 30分目よりも15分目と45分目の時点が好ましく、作業姿勢の組み合わせ順序に関しては作業負担や作業成績に顕著な差は認められなかった.短時間の作業において作業中に適度な間隔で立位姿勢と座位姿勢を組み合わせることは, 作業者の負担軽減ならびに作業効率の向上にも役立つことが明らかとなった.
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© 2000 公益社団法人 日本経営工学会
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