抄録
ビジネスプロセスにおける単位となる活動を,依頼者と実行者の間の取引として考えるとき,実行者が依頼者からの依頼を標準的方法では受け付けないという例外的な事象が起こることがある.これを本論文では「受諾辞退」と呼ぶ.このような場合は,社内の調整を行い対応したり,担当者がその時々の状況に応じて臨機応変に対応していることが多いが,それには多くの時間とコストが必要とされていることが多い.
そこで,本論文ではLanguage Action Perspectiveの観点から取引における人と人とのつながりに着目して,「受諾辞退」を回避し「受諾」するための業務プロセスを8パタンに類型化し,これを実際の企業に当てはめることにより,その確からしさについての検証を行った.