抄録
本稿では,異なる職種における顧客接点と顧客志向性を考慮した従業員満足度モデルを提案する.レストランを対象にアンケート調査を実施し,共分散構造分析により顧客サービス向上と従業員満足の意識との関係構造をモデル化する.レストラン店舗では,調理場やフロア,配膳・洗い場などの職種によって,サービス生産における役割や,顧客接点,必要とされるスキルや技能が異なることに着目し,それらによる従業員満足度構造の違いを共分散構造モデルのパスで示すことにより陽にモデル化する.日本国内に存在する和食レストランチェーンを対象にアンケート調査を実施し,職種による従業員満足度構造の差異を明らかにする.