2022 年 72 巻 4 号 p. 179-187
本研究では複数の顧客からの製品生産依頼に対応する受託製造企業において,生産活動に伴うエネルギー消費量を顧客に配分する問題に着目した.混合整数線形計画モデルによって顧客の納期を満たしつつ総エネルギー消費量を最小化させる.エネルギー消費量は処理,遊休,共通エネルギー消費量で構成されているとして,特に共通エネルギー消費量の配分方法に,比例配分,シャープレイ値,単位時間配分を提案した.数値実験により,それぞれの配分方法がどのような特徴を示すのかを明らかにした.