日本経営工学会誌
Online ISSN : 2432-9983
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最大原理による最適生産計画と安全在庫の一決定法
太田 宏宮川 正夫加瀬 滋男
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1976 年 27 巻 2 号 p. 136-141

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抄録
本研究においては, 2次形式のコスト規範を採用していた従来の在庫・生産計画問題に関する研究を, 一般性を欠くことなく, 非2次形式のコスト規範をもつ在庫・生産計画問題に拡張することが試みられている.この問題では, ある期間を通じての生産および在庫に関するコストを評価関数(コスト規範)として採用し, これを最小にするような生産計画と安全在庫の決定について検討しようと考える.これらの問題に関して種々のアプローチもあるが, われわれはとりわけ最大原理を適用する考え方に着目する.また在庫量に関して, 品切れを許さないとか容量に制限があるとかの制約があるのが一般である.このように, 在庫量に制約のある場合に対しては, ペナルティ法の概念を導入した解決策を提案する.
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© 1976 公益社団法人 日本経営工学会
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