日本経営工学会誌
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部材構成比率が生産システムに与える影響 : プレハブ住宅生産における工程編成と生産計画に関する研究(第3報)
石井 和克
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1980 年 31 巻 2 号 p. 200-206

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抄録
コンクリート系プレハブ住宅の部材生産においては, 同一工程で顧客仕様の特殊部材と生産者仕様の標準部材の両方を生産している.特殊部材と標準部材の生産にあたっては, おのおのに型枠を必要とするが, 特殊部材の場合は注文到着のつど, 型枠を製造する必要があるが, 標準部材の場合は, あらかじめ型枠を用意しておき見込み生産を行なう.本研究では, 特殊部材用型枠の生産時間を0とした場合のモデルにおいて, 一定の生産指示方式のもとで, 負荷率, 部材構成比率および標準部材用型枠の保有枚数を変化させたときに, 標準部材用型枠の回転率, 工程の稼働率および生産時間に与える影響を実験的に解析した.
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© 1980 公益社団法人 日本経営工学会
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