日本経営工学会誌
Online ISSN : 2432-9983
Print ISSN : 0386-4812
分離型生産ラインに関する基礎的研究
井山 俊郎小田原 毅野村 正靖
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1986 年 37 巻 1 号 p. 38-43

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抄録

流れ生産方式で複数の種類の製品を作る場合, ライン形状は直列型ラインだけではなく部分的に並列型ライン, 合流型ラインさらに分離型ラインといった種々の形状を含んだネットワーク型のライン形状となることが多い.本研究では, このなかで現在まであまり研究が行われていない2工程分離型ラインについてサブラインの作業率とバッファーストレージ(バッファー)容量がメイン, サブ両ラインの生産率に及ぼす影響を分析する.このラインは工程1が共通の作業を行い工程2が二つの工程に分離し異なる作業を行うラインである.また, 分離型ラインにおけるバッファー導入方法として, メイン, サブ両ラインが異なるバッファーを独立にもつ場合と一つのバッファーを互いに共有した場合を考え, これらの二つの方法の生産率に及ぼす影響を分析する.

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© 1986 公益社団法人 日本経営工学会
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