日本経営工学会誌
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作業集団構成要素の三幅対類型構成法-II
天田 三郎永井 義孝
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1991 年 42 巻 2 号 p. 65-74

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抄録
作業集団設計の目標の達成確率を予測するためのモデルを構成する類型構成法(MCST-IIと略称)を提示する.MCST-IIは, 作業集団構成要素としての作業者, 課業ならびに監督者からなる三幅対の類型を構成する.三幅対の類型は, AICの最小化基準の下に.一つの条件付確率分布モデルを構成するために使用される.類型化の対象としての三幅対のいかなる属性項目を用いるかによって, 類型化の結果が異なり.モデルのAICの値も変化する.モデルの良さの向上は, 属性項目の選定が一つの要となる.MCST-IIは, MDCP-Iと略称される方法のための属性選定法が利用された体系的な手続きとして構築されている.この方法の有効性は, 同様なモデルを構成することの出来るMCST-Iと呼ばれる方法との対比のうえ, 例示された.
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© 1991 公益社団法人 日本経営工学会
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