日本経営工学会誌
Online ISSN : 2432-9983
Print ISSN : 0386-4812
有限計画期間における統合在庫モデル
小川 早苗太田 宏
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1994 年 45 巻 4 号 p. 345-352

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抄録
生産の計画期間が有限で, 生産サイクルタイムが1日を最小単位とした整数値をとる単一製品の生産システムに対する原材料と製品の在庫問題を統合したモデルを扱う.製品の生産と原材料の発注について統合して考察することで, より経済的な計画決定を行うことができる.計画期間が有限であることと製品と原材料を統合することにより, 製品生産と原材料の発注政策において場合分けが必要となる.また, 扱う原材料は, 多品種とし, 発注方式として, 品種をいくつかのグループに分けてグループごとに共通の周期で発注する共通周期による発注方式を採用する.このとき, 製品についての最適な生産サイクルタイムと生産量の決定及び原材料の共通周期による発注方式のためのグルーピングとその時の最適な発注間隔と発注量を同時に決定する問題を考究する.
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© 1994 公益社団法人 日本経営工学会
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