2022 年 14 巻 p. 14-45
本報告では、大学評価コンソーシアムが継続的に実施する「IR(評価)担当者の知識、技能の実態調査」の第3回調査(2021年度)結果について、IR勤務年数や職種が各素養の変化にどう影響しているのかを検討した。職員については、IR勤務年数が3年以下の群において、IR固有系素養の全てが大きく向上していた。前回及び今回の調査における共通回答者については、全ての素養が前回調査結果より向上しており、職員はIR固有系素養の向上幅が大きく、教員は高止まりの傾向がみられた。