大学評価とIR
Online ISSN : 2435-8959
最新号
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事例報告
  • ~日常のIR業務から大学評価に対応した事例まで~
    大関 智史, 藤川 さとみ, 久保田 理絵, 松田 愛菜, 中島 琢哉
    原稿種別: 事例報告
    2024 年 18 巻 p. 3-12
    発行日: 2024/12/22
    公開日: 2024/12/26
    ジャーナル フリー
    日本の高等教育ではDigital Transformation(DX)による大学改革が求められている一方で、財政難、教職員の多忙化、人材不足などの課題から、各大学でDXを推進するのは容易ではない。そこで本稿では、現状の業務内でも取り組むことが可能なDX手法によるInstitutional Research(IR)の推進について考察する。具体的には、日本の大学において比較的普及が考えられるMicrosoft365を活用したIR推進事例を紹介する。データ可視化及び共有に役立つMicrosoft365アプリ機能を紹介し、日常のIR業務から大学評価業務における活用事例を提示する。IRを発展させるためのMicrosoft365活用の利点及び課題についても議論し、他大学の参考となることを目的とする。
  • 藤原 宏司
    原稿種別: 事例報告
    2024 年 18 巻 p. 13-24
    発行日: 2024/12/22
    公開日: 2024/12/26
    ジャーナル フリー
    日本の大学では、研究力向上が喫緊の課題となっている。この課題解決へ向けて様々な取り組みが行われているが、米国の大学ではどのような研究支援が行われているのだろうか。そこで、米国の主要研究系大学における統計コンサルティングサービスの設置状況に関して予備的調査を実施した。その結果、調査対象としたR1研究系大学146校のうち、95.9%にあたる140校で、統計コンサルティングサービスの存在が確認された。
企画記事
  • -グラフの活用とデータ分析のプロセス-
    山本 幸一
    原稿種別: 企画記事
    2024 年 18 巻 p. 25-37
    発行日: 2024/12/22
    公開日: 2024/12/26
    ジャーナル フリー
    DX(Digital Transformation)の加速は、大学にも業務変革や新たな価値創造を求めている。DXの実現に有効な手段の1つにデータの利活用があり、大学DX推進にあたって、データの専門家であるIR担当者の経験、知見が役立つと思われる。本稿では、IRを担当してきた筆者の実務経験をもとに、大学特有のデータを事例として、データ可視化(グラフの活用)やデータ分析の留意点を示しながら、IR担当者の知見が大学DXに応用できるのか検討した。
  • 佐藤 仁, 田中 康大, 末次 剛健志, 藤原 将人, 山本 幸一, 嶌田 敏行, 大野 賢一
    原稿種別: 企画記事
    2024 年 18 巻 p. 38-57
    発行日: 2024/12/22
    公開日: 2024/12/26
    ジャーナル フリー
    本企画記事は、「大学評価・IR担当者集会2022」のR2「IR業務のおさらい―IRで培った知識・スキルを何に活かすのか―」セッションで実施した報告内容を再構成したものである。大学においてIR(インスティテューショナル・リサーチ)に携わる教職員に向けて、IR部署や業務の中で培われた知識・技能が、教員の場合はIR部署や部局の活動にどのように活かされるか、職員の場合は異動によりIR担当を離れたのちにどのように役立つかを、それぞれの筆者の事例に基づき報告する。また、それらの事例を受けて今後、IRで培った知識・技能を活用するには、どのような点に留意すればよいのかについて整理する。
編集者/編集後記
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