日本食生活学会誌
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論文
個人の不安特性が甘味感受性におよぼす影響
加藤 みわ子伊藤 康宏永 忍夫清水 遵
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2006 年 17 巻 1 号 p. 44-48

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抄録
 本研究では, 不安の特性が味覚に影響を与えるかを, 官能試験を行って検討したところ,
  (1) 高不安の人は甘味の感受性が高かった。
  (2) 高不安の人はストレス感が高く, 覚醒度も高かった。
の結果を得た。味覚に影響を与える大きな要因のひとつが不安の特性であり, 不安状態やストレスを緩和することが, 若者の偏った食行動の改善に繋がることが示唆された。
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© 2006 日本食生活学会
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