日本食生活学会誌
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女子学生の骨量に与える身体状況及び食物摂取状況の影響
山本 由喜子柴尾 知志和田中 順子
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2003 年 14 巻 1 号 p. 49-55

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抄録
1) 女子学生50人の右踵骨骨量を超音波骨評価装置により測定し, 音響的骨評価値 (OSI) で表した. 対象者のOSIの平均値は2.619±0.241で, 老人保健法によるスクリーニングのための判定基準の97.1%であった.
2) 対象者をOSI値で3群に区分して主要食品の摂取頻度, 嗜好度を比較した結果, 現在ならびに過去の牛乳の摂取頻度, 嗜好度に有意差がみられ, 牛乳摂取と骨量の関連性が示唆された. また, 小魚の過去の摂取頻度にも3群間に有意差が見られた.
3) 食品の嗜好度および摂取頻度について, 現在の学生と親の相関を調べた結果, 大豆・大豆製品, スナック菓子, インスタント食品およびファーストフードの嗜好度, 牛乳・乳製品, 野菜, 海藻, きのこ類, スナック菓子及びファーストフードの摂取頻度に相関が認められた. しかし, 牛乳・乳製品に対する嗜好度, 小魚の嗜好度, 摂取頻度には相関が見られなかった.
4) OSI値で区分した3群間について現在の栄養素等摂取量, 年齢, 身長, 体重, BMI, 初経年齢, 初経後の経過期間, 運動量を比較したが, いずれも有意な差が見られなかった.
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