観光研究
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論文
同一映像をドーム映像またはHMD映像としてバーチャル観光に用いた場合のそれぞれの効果的使用についての一考察
大井田 かおり中辻 晴香河野 千春尾久土 正己
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ジャーナル オープンアクセス

2020 年 31 巻 2 号 p. 47-57

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抄録
360度映像を使用したバーチャル観光ツールに、ドームシアター投影用のドーム映像とHMD映像がある。同一の景色を両者で見たのでは印象が異なる可能性がある。観光戦略に両者を用いた場合、もし印象が異なれば、それぞれのツールに応じた効果的な使い分けが必要となる。よって、本論では同一映像をドーム映像とHMD映像で視聴し、SD法で印象比較をする実験を行った。観光映像を使用した宣伝効果は、ドーム映像に関してのみ、見慣れていない人の方が全般的にい傾向がある。さらに、近さを強調したい景色はHMD映像、遠方に広がる景色の場合はドーム映像の方が適していることがわかった。
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© 2020 日本観光研究学会
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