観光研究
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論文
宿泊業の IT・ロボット化による組織モデルの変化
大室 聡志
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2021 年 33 巻 3 号 p. 27-36

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抄録

日本の宿泊業における経営課題には、生産性の向上、従業員離職による労働者の減少、訪日外国人への多言語対応などが挙げられる。また、新型コロナウィルスの拡大により、非接触型サービスの提供という新しい課題も挙がっている。このような状況で、課題解決の一つの策として、宿泊業の IT・ロボット化が考えられ、実際に H.I.S. グループの「変なホテル」や、中国アリババグループの「FlyZoo ホテル」といったロボットホテルがオープンしている。日本の人口の 49%が人工知能やロボットで代替可能になると言われる今、宿泊業の組織モデルはどのように変化していくのか、代表的なホテル施設の運営事例をまとめ、組織モデルの類型化を図った。

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© 2021 一般社団法人 日本観光研究学会
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