観光研究
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論文
四国八十八ヶ所巡礼の経験価値
―歩き遍路やマイカー遍路等の巡礼経験を対象として―
南地 伸昭
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ジャーナル オープンアクセス

2026 年 37 巻 2 号 p. 31-49

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抄録

「経験価値」の理論モデルを用いて、歩き遍路やマイカー遍路等を行う四国八十八ヶ所の巡礼者を対象とする質問紙調査を行い、現代の巡礼者が見出す多様な経験価値を定量的に捕捉した。その結果、巡礼者は「コストパフォーマンス」、「真正性の価値」、「教育的価値」、「脱日常的価値」、「お遍路仲間との交流の社会的価値」、「地域住民との交流の社会的および利他的価値」といった経験価値の価値次元を見出していること、特に、ツアーを利用せず徒歩やマイカー等の移動手段を用いる巡礼者は、お接待をはじめとする地域住民との様々な人間的交流を通じて「社会的価値」のみならず「利他的価値」をも見出していることが明らかになった。

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