主催: 日本観光研究学会
会議名: 日本観光研究学会全国大会
回次: 36
開催地: オンライン開催
開催日: 2021/12/04 - 2021/12/05
p. 117-120
本研究では、コロナ禍におけるマイクロツーリズムの観光動機の特長を検討した。併せて、観光動機と観光要素の評価、旅行満足との関りを検討した。マイクロツーリズムのデスティネーションとして人口が最大の東京都を取り上げ、調査を実施、分析した。その結果、観光動機の文化見聞、自然体感、自己拡大、緊張緩和が観光の実施に関わっていた。さらに、自然体感の観光動機が高いと旅行満足度が高かった。また観光地での食事の評価の高いことが旅行満足に影響を及ぼすことが示唆された。加えて、観光動機によって調査対象者をクラスターに分けると、「計画性」の動機が高いクラスターは、旅行に出かけ難いという新たな知見が得られた。