日本観光研究学会全国大会学術論文集
Online ISSN : 2436-6188
第36回 日本観光研究学会全国大会
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第36回日本観光研究学会全国大会
真正性を担保するコンタクト・ゾーンの役割に関して
――ジョグジャカルタとマラン地区を事例として―
中鉢 令兒池田 華鈴
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p. 199-204

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抄録

本研究は、ヒンドゥー教、仏教、イスラム教の混在するアジア文化圏の有効な観光振興のあり方についての事例研究である。観光資源と振興方法は、D・マキァーネルの真正性のロジックに施策を求めたが、未だ効果的な糸口もなく現在に至っている。他方、M.L.プラットのコンタクト・ゾーンの視点は、複合文化社会で有効である点が田中雅一らの先行研究から推測された。本稿は、ヒンドゥー教と仏教が混在するインドネシアのマラン地区とジョグジャカルタの調査から知見を得て、コンタクト・ゾーンをコアにした観光振興の有効な方法を明らかにする事を目的とする。

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