日本観光研究学会全国大会学術論文集
Online ISSN : 2436-6188
第36回 日本観光研究学会全国大会
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第36回日本観光研究学会全国大会
コロナ下におけるキャンプ場の利用実態と地元食材の活用に関する考察
―滋賀県高島市のマキノ・今津・新旭地区を事例として―
高田 剛司
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p. 237-240

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抄録

密を防ぐことのできる屋外レジャーのオートキャンプ場やグランピング施設等の人気は、このコロナ下において一層高まっている。本研究では、滋賀県高浜市の 3 地区 (マキノ・今津・新旭) を対象地域としてキャンプ場の利用実態を明らかにするとともに、地元食材の販売状況を把握し、地域振興のひとつとして食材をキャンプ場で活かす可能性を考察した。コロナ下で緊急事態宣言による休業の影響を受けながらも、キャンプ場は県内や京阪神を中心とした利用者に支持を得て土日は予約で埋まり、平日利用や通年化への動きも見られることが明らかになった。今回の事例では地元食材を活用するキャンプ場は少なく、今後はスーパー等との連携が求められる。

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