抄録
旅行は観光地で見たり体験したりする楽しみだけでなく、参加者や観光地に住む人々との「ふれあいを楽しむ」という人間にとって大切な機能と価値を持っている。コロナ禍はこのふれあいを奪ってしまったが、人類から永遠に奪えるものではない。過去を振り返ればコロナ禍以前にも SARS、鳥インフルエンザ、H1N1 など、人類はウィルスに打ち勝ち、そのたびに人々は旅行を楽しみ続けている。一方でコロナ禍以前の旅行業界を取り巻く環境は既に厳しいものがあった。本稿ではコロナ禍以前の観光業界の状況を整理しポストコロナの時代に向けた観光業界の経営高度化に向けた進むべき道を考察する。