主催: 日本観光研究学会
会議名: 日本観光研究学会全国大会
回次: 39
開催地: 大阪成蹊大学 駅前キャンパス(大阪市)
開催日: 2024/12/06 - 2024/12/08
p. 180-185
本研究では、日英独仏の各言語におけるグリーン・ツーリズム(GT)に相当する用語の定義や使用例等の変遷を把握し、多角的に GT のターミノロジーを検討した。欧州では概念の揺れや用語の使用減少等も見られるが、GT は環境に配慮した・持続可能な観光を指す大きな流れがあり、各語の経緯や事情に応じて他の用法が併存していることを明らかにし、一方日本では近年「農泊」が登場したが、GT の語の再定義や今後の使用法に関する議論が不足していることを指摘している。