日本乳癌検診学会誌
Online ISSN : 1882-6873
Print ISSN : 0918-0729
ISSN-L : 0918-0729
全国集計の現状と展望
日本乳癌検診学会全国集計の問題点と今後の課題
笠原 善郎 辻 一郎大貫 幸二鯉淵 幸生坂 佳奈子古川 順康増岡 秀次村田 陽子森田 孝子吉田 雅行雷 哲明
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キーワード: 乳癌検診, 全国集計
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2015 年 24 巻 1 号 p. 108-109

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抄録

日本乳癌検診学会全国集計(以下,全国集計)は, 2011年に第1回集計(2008年度分)を行い, 2014年度で第4回を迎えた。現状としての問題点や課題として,登録施設のさらなる増加,登録実施上の諸問題,偶発症の問題,参加施設のインセンティブ,任意型検診における追跡調査と個人情報の問題,データの有効活用などが挙げられ,それぞれについて述べた。 乳癌検診学会全国集計委員会の目的である「全国の乳癌検診の実態を把握することによって,その 精度と有効性のさらなる向上を目指すこと,及び検診事業の均てん化を目指すこと」を達成できるように,今後もデータの有効利用を含めた継続的な活動が必要である。

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