日本乳癌検診学会誌
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第30回学術総会/委員会報告
広報委員会のこれまでの活動と今後の課題
吉田 雅行 山川 卓大田 浩司立花 和之進玉城 研太郎野村 長久村田 陽子
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2021 年 30 巻 2 号 p. 183-189

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抄録

広報委員会の目的は日本乳癌検診学会に関する重要決定事項,学術集会の案内,興味ある演題・話題等の情報をニュースメール(NM)で会員に発信することである。 2010年10月25日から開始し,2020年10月で100号となった。2か月に1回の定期発行と随時臨時発行し,定期発行では学術集会のトピックスを中心に,臨時発行では本学会の歴史や2011年当時の「USPSTF Task Force の改定を受けて」など,緊急性・汎用性の高い情報を配信,最近では「乳がん検診にあたっての新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応の手引き」のご案内である。 広報委員会の活動は NM 発行以外にも多岐にわたる。活動報告として,第21回学術総会プレジデンタルシンポジウム「日本のすみずみまで乳癌検診を」で,村上茂先生より「日本のすみずみまで適時適切な情報発信を──広報委員会ニュースメールの目指すもの」,島田菜穂子先生の「ピンクリボン運動を始めとする全国乳がん啓発活動実態調査──日本乳癌検診学会広報委員会ピンクリボン活動小委員会予告」が発表された。村上先生は今後の課題として,「NM による情報発信は全国一斉に行えるが一方向であり,受け取った会員の活用状況や評価の調査が重要であり,アドレス登録を増加させるため,魅力的な NM にすることが重要。学会誌に同封する形で,会員の評価,満足度,利用頻度などのアンケート調査を行った。結果を踏まえ今後の広報委員会としての情報発信のあり方を討議したい」。まさに今回のアンケート調査につながる指摘である。 今回,本委員会でアンケート調査を行い,取り上げてほしい話題,NM の改善点などを明らかにし,全会員に NM を提供できるシステム構築,SNS の利用についてもアンケ-ト内で言及している。本アンケートの結果を踏まえ,全ての会員にとって有益で配信を心待ちにしていただける NM となるよう取り組んでいきたい。

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