日本応用動物昆虫学会誌
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根瘤線虫Meloidogyne spp.卵の発生ならびにその形態に関する一観察
三枝 敏郎
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1957 年 1 巻 4 号 p. 238-243

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抄録

1) 根瘤線虫卵について,その卵形成に関する一,二の観察結果と卵に関する発生の状態を,M. hapla CHITWOODについて図示する。
2) 根瘤線虫寄生度のきわめて高い植物において,根瘤線虫最盛期の産卵数は1成虫当り600∼700をかぞえた。
3) 卵の大きさについては,M. haplaM. incognita acritaM. javanica (?)の両種と比較して小さく,根瘤線虫種の同定にあたっても,このことはM. haplaの特徴といえる。
4) 卵形についても,長さに対する幅の比率(L-W ratio)は他の2種と比較してM. haplaはやや小さく,また,根瘤線虫のなかでM. haplaは鉤虫(Ancylostoma spp., Necator spp)に最も似ている。

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