日本応用動物昆虫学会誌
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皮膚光沢遅蚕の性状と遺伝
蒲生 卓磨藤森 胡友山本 俊雄上田 朋子
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1979 年 23 巻 2 号 p. 100-104

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抄録

新たにみいだされた皮膚光沢遅蚕は,2眠期および3眠期で皮膚が光沢を示すとともに,虫体が紡錘形を呈し,全齢で約4日間分雑した正常蚕より発育が遅い。その発現は優性の遺伝子に支配され,ホモ型は胚子反転期あるいはその直後に致死する。連関検索の結果,狭胸(nb)遺伝子と連関し,第19連関群に所在することが判明したが,さらに皮膚光沢性(Gl)遺伝子と対立関係にあり,この遺伝子記号をGlRと命名した。

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© 日本応用動物昆虫学会
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