日本応用動物昆虫学会誌
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Metepaのアズキゾウムシに対する不妊作用とくに処理された成虫が産下した卵のふ化率
長沢 純夫篠原 寛
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1964 年 8 巻 2 号 p. 123-128

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抄録
Metepaをアズキゾウムシの羽化して間もない雌雄のうち,いずれか一方に処理した場合,それらによって産下された卵のふ化率と,処理薬液の濃度との関係を調べた。実験成績はFINNEYによってとかれたプロビット法によるquantitative response dataの解析方法を適用して整理した。濃度とふ化率との関係は,雌処理の場合,Y=4.2087-2.0008x雄処理の場合,Y=4.0391-2.1273xとなり,metepaの作用性に関しては,この場合両者の間に有意の差はみとめられなかった。
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