POアカデミージャーナル
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原 著
インソールの力学的特性が動作時の足底の圧力分散に及ぼす影響
大窪 伸太郎仲谷 政剛野々川 舞田川 武弘
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2022 年 30 巻 2 号 p. 124-131

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抄録

運動中の足底圧分散に対するインソールの力学的特性(厚さと硬度)が動作時の足底の圧力分散に及ぼす影響を検討した。被験者は健康な男性4人と女性3人である。厚さ(3、5、7 mm)と硬度(Asker-C:30、40、50)の9条件の平形状インソールで歩行と走行中で検討した。運動中の圧力分散度合いは、歩行と走行では異なり、荷重値と接触面積が大きく関与していることが明らかとなった。インソールの厚さは7 mmが最も圧力分散効果が高いことが明らかとなった。一方、硬度に関しては前足部はAsker-C40、後足部は歩行ではAsker-C30、走行ではAsker-C50が最も圧力分散効果が高いことが確認された。圧力分散効果を得るためにはそれぞれの使用する環境および、その部位によって異なることが示唆された。

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© 2022 公益社団法人 日本義肢装具士協会
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