2025 年 33 巻 2 号 p. 157-160
先行研究において、健常者に対しTストラップ内蔵の継手付プラスチック短下肢装具は、内反に対する矯正効果が得られるということがわかっているが、金属支柱付短下肢装具と比較した矯正効果は明らかにされていない。そこで本研究では、健常者を対象にTストラップ内蔵の継手付プラスチック短下肢装具とTストラップを付けた金属支柱付短下肢装具を製作し、装着時の歩行中の足関節回外角度を比較した。その結果、プラスチック短下肢装具装着時の方が足関節回外角度が大きく、内反の矯正効果が小さいことが分かった。そのため、Tストラップ内蔵のプラスチック短下肢装具で内反矯正を行うためには装具本体の捻れに対する補強が必要だと考えられる。